強姦
[ごうかん]

▼強姦とは嫌がる女性を合意なくムリヤリ犯すことを言う。強姦は英語でレイプと言い、日本でもこちらの表現が使われることが多くなっている。強姦は大抵の場合押さえつけたり、縛り付けたり、クスリで眠らせたりして、相手の体の自由をきかなくした状態にしてから犯すのが多いようであるが、女性の弱みを握ったり、自分の権力を振りかざすなどして相手にセックスを拒めなくしたりすることも強姦の一種と言える。
強姦はもちろん犯罪であり、逮捕されれば重い刑に服すことになる。しかし、強姦は1人で行った場合には親告罪と言って、相手が警察などに訴えたりしなければ罪として捜査の対象にならないという特殊な取り決めがあるため、表に出てくることはそれほど多くない。それは女性が強姦されたことを世間に知られるのを恐れたり、さらには犯人から強姦されている写真を撮られ、警察に届ければこの写真をばらまくなどと脅されて泣き寝入りしているパターンが多いためである。こういった弊害をなくすためにも強姦罪を非親告罪化して犯人に対し強い姿勢で捜査に取り組む必要がある。
▼ところで、テレビや新聞などではたとえ強姦に関する犯罪行為が行われたとしても強姦やレイプといった直接的な表現は使われず、「乱暴」や「暴行」、「わいせつな行為」など、表現をやわらかくして言い換えて放送をする。その一番大きな理由は強姦された被害者に対しての配慮であるが、もう一つは報道自体が強姦行為を助長する恐れがあるので、それを最小限に抑える目的がある。つまり、マスコミなどの世間一般の誰でも知ることが出来るメディアではレイプや強姦といった言葉は刺激が強すぎて、こういった言葉を使う報道自体に興奮して犯罪行為に走る人がいるためである。そのためマスコミではできるかぎりあいまいな表現にして、そういった行動に走る人がでないように注意している。ただ、表現をやわらかくしたせいで世間に犯罪者の行為の卑劣さが伝わりにくいという側面もあり、一長一短であると言える。